2009年7月27日月曜日
応援の言葉に代えて
(写真は、ニューヨーク・マンハッタン南端部です。)
こんにちは。一昨年、昨年と代表を務めさせていただきました山内です。
頼もしい後輩たちによって3rdAISEPが開催されることをとても嬉しく思うと同時に、現在はアメリカ・ニューヨークに滞在しており、本番に居合わせることができないのをとてももどかしく感じています。
その代わりと言ってはなんですが、こちらニューヨークに来て感じたことを二点だけ、綴ってみたいと思います。
一つは、日本のプレゼンスが低くなっていること。
タクシーの運転手に聞いても、以前のニューヨークを知る人に聞いても、皆口ぐちに「日本人が少なくなった」と言います。中国や韓国の人が台頭しているとのこと。確かに自分の周りを見渡してみても、中国系アメリカ人が至るところで活躍していますが、日本人で国際的にキャリアを積んでいる人は珍しいのが現状のようです。
これからは、アジアの人々に学ぶことが多くある時代なのではないかと感じました。
AISEPでも、将棋の交流を通じて、例えば
「相手がどんな学生生活を送ってきたのか」、
「どんな暮らしをしているのか」、
「どんな夢を持って生きているのか」、
「どの国をカッコイイと思っているのか」、
「日本のことをどう思っているのか、良い所・悪い所は何か」、
といったことを聞いてみても面白いのではないでしょうか。
もう一つは、日本に興味を持ってもらうためにはどうすればいいのか、ということ。
ニューヨーク滞在中は世界中から集まってきた人たちと毎日のように交流していますが、やはり日本に興味を持ってくれている人とは、会話の糸口がつかみやすく、仲良くなることが多いです。日本に興味を持ってもらうことが、日本が世界の中で置いてけぼりにならないための、第一歩なのだと考えています。そのためには日本の良いところを的確に把握し、伝えていくことが重要なのでしょう。
AISEPを通じて、
「日本には将棋というとても面白いゲームがあって、その将棋に携わる人たちも素敵な人たちだった」
と感じてもらえたら、とても良いですね。
来週は、チェスの全米6位だったという若者とも会う予定です。ほかにも1st参加者、2ndスタッフの小林君はコーネル大学に短期留学中なのでニューヨークで会うかもしれませんし、AISEPに携わった人が世界各国に散らばって、またそれぞれで活動していく様子も、伝えられるよう工夫していけたらと思っています。
それでは現役の皆さん、いよいよ迫る本番を学生らしく存分に楽しんで、最高のAISEPに仕上げられるよう頑張ってください。遠い地から、応援しています!
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