2008年5月11日日曜日

AISEP2007に参加して

 初めまして。スタッフの上野です。
今回は高校の非常勤の関係もあり、非常に残念ですがAISEP2008には参加することはできなくなりました。そこで、スタッフとして何か出来ないかと考えた結果、去年のAISEP2007に参加した感想などを書きたいと思います。どうどよろしくお願いします。

 まずは参加するに至った動機から述べたいと思います。私は、小学校2年生から将棋をはじめました。幸い、小学校、中学校、高校と県の代表になり全国大会に何度も出場することができました。全国大会に出場することで、いろんな友達ができました。そして、将棋だけでなく、様々なことを将棋を通じてできた友達から学んできました。でも当時はただ勝ち負けだけしか考えていなかったように思います。「勝つ」ことがすべて。そのときは、それに必死だったのだと思います。
 大学に入り、将棋から少し距離を置いていましたが、将来を考えるにつれてもう一度自分の中での「将棋」というものを考えるようになりました。私は、学校の先生になりたいと思っていました。そして、なんとかして「将棋」の素晴らしさを子どもたちに伝えていけたらなと思っていた頃でした。そのときに、学生だけのそしてグローバルな将棋に関する企画があると知り、参加する一手だと思い参加することに決めました。もちろん、このような国際的な交流に参加したこともありませんでしたし、英語力に自信があったわけではありません。でも、それ以上に自分の気持ちが上回っていたのだと思います。好奇心、とてもわくわくしていました。

 そして、いざ始まってみると4泊5日のプログラムはあっという間に過ぎていきました。もちろんその中には、自分の英語力のつたなさにより、会話が上手くできずに落ち込んだときもありました。でも、何とかして自分の思いを伝えました。大切なことは「気持ち」なのではないかなと思います。自分が必死で伝えようとすれば思いを伝えることができる。そんなことを感じました。

 「1つの目標」に向かって、みんなで頑張ることの素晴らしさ。そして、達成したときの充実感。最後の「ファイナル・プレゼンテーション」が終わったとき、自然と涙が出てきたし、感謝の気持ちも自然とあふれ出てきました。このメンバーで本当によかった、このメンバーじゃなきゃこんなに素晴らしいものは作れなかったのではないかと思います。よく「1人1役」と言いますが、まさにこのことだと思いました。できないことはできる人に教えてもらったり、任せる。でも、自分ができることは精一杯やる。その相互作用によって、あれだけすごいものができたのではないでしょうか。

 私が中学生、高校生のとき、全国大会で知り合った友達と数年後に将棋に関するこんな大きな企画をするなんて全く思ってもいませんでした。今、振り返っても不思議な感じがします。「縁」ってあるのかなと思います。将棋をやっててよかったと思うことは、様々な世代の方々と将棋を通じて知り合えることです。それが、今回日本だけでなく、いろんな国の方と知り合うことができて非常に嬉しく思いました。これだけ素晴らしいものを私は将棋からいただきました。これからは、もらうばっかりではなく、還元していけれるように、教員としてやれることがあればどんどんやっていきたいと思います。将棋を通じて得られた「縁」を大切にしていきたいと思っています。

 最後に、私の好きな言葉を紹介します。

「出会いは、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」
今回のAISEP2008でまた、いろんな人との出会いがあると思います。偶然なのかもしれないけど、そこには何かしら「意味」があるのだと思います。そんな「ご縁」を大切にして、素晴らしいAISEP2008を作ってほしいと思います。AISEP2008の成功を祈っています。ありがとうございました。

神戸大学大学院理学研究科博士前期課程 数学専攻 2年   上野 祐一

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