2008年6月9日月曜日

みんなの将棋/シャンチーの活動紹介(1)

こんにちは。堅苦しい話に戻ります。笑

5月31日には、各自の将棋類に関する活動の紹介セッションを行いました!将棋のルールなどは、今の時代ならインターネットですぐにわかるもの。むしろ、「その将棋類にはどのような魅力があるのか?」「その将棋類と、普段どのように関わっているのか?」「自分の国では、どれくらいの人が取り組んでいて、どんな人たちがいるのか?」などなど、人と将棋類のかかわり、社会の中での将棋類、に即した発表を各自が行いました。

"Activity Sharing"という名前のセッションです。


まずトップバッターはAlexこと李鵬宇くん。北京の首都経済貿易大学をもうすぐ卒業予定で、ビジネスマンになるとのことです。自分の大学のボードゲーム部にて、日本将棋を導入し、10人弱の愛好者を生み出したとのこと。筆者・かずまは隣で議事録をとっています。そのパソコン画面は、スクリーンに映し出されていて、全員がその場で見ることができています。

(発表要約)
・1995年以来、李民生先生によって北京における将棋普及が始まりました。
・中国を見渡せば、上海や広州、青島でも普及が進んでいて、特に上海では10万人以上(!)が将棋の指し方を知っています。北京では推定5万人くらい。
・日本文化をもっと知りたい、というのが動機となっていることもあるようです。
・北京では、インターネットでなら毎日将棋を指している人もいます。
・対面で指す場所は、北京市崇文区にある少年宮。行政府が管理している、お稽古事の教室が集まったような場所です。先生は李民生先生。
・20人から30人くらいのクラスが二つあり、全部で50人ほど。



途中からはAlexと同じ、李民生先生の教え子第一世代、Zhao Chen(チャオ・チェン)も一緒に説明を始めます。チャオ・チェンは北京で育ち、いまは香港の科技大学で学ぶ、英語のとても堪能な学生です。

(引き続き要約)
・中国の子どもの親たちは、子どもたちの健康や教育にとても熱心なので、将棋を学ぶことが子どもに良いと思えば、どんどん学ばせます。
・しかし中学に入って勉強が大変になると、将棋をやめてしまうことも多いのです。
・毎年たくさんの子どもが辞めて、かわりにたくさんの子どもが入ってくる。入れ替わりの激しさは、普及においては弱点になるでしょう。

・今後の課題としては、以下の3つがあげられます。
(1)マンパワー(人手、人材)
李先生は偉大だが、後継者があまりない。
(2)勉強の優先
中国は人口の多さから熾烈な競争が受験などで行われます。そのため、早い段階で将棋をやめてしまう子どもたちも多い。
(3)ファンド・レイズ(資金の問題)
少年宮に割り当てられるお金は限られています。協賛企業を探そうにも、なかなか難しいのが現状です。(ちなみにAISEPは、日本企業であるCANON様、富士通様からスポンサーを頂くことができました。ほかにも、日本企業がスポンサーとなって北京で将棋大会を開催した例があるようです。)

以上になります!次回へ続きます~

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